【働くって何?】一生懸命な姿に勇気をもらう!「お仕事×子ども」小説5選

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「もし、自分がこの年齢で働かなければならなくなったら?」
児童書の世界には、大人顔負けの責任感を持って、一生懸命に「働く」子どもたちが主人公の物語がたくさんあります。自分と同じくらいの年齢の主人公が、失敗しながらも誰かの役に立とうと奮闘する姿は、読んでいる子どもたちに「自分で考えて動く力」や「社会とのつながり」を教えてくれるはず。
今回は、主に小学校中学年(3・4年生)から高学年(5・6年生)のお子さんにおすすめしたい、「お仕事小説」を5冊ピックアップしました。
各作品の紹介欄では、映画レビューと同様に「対象年齢の目安」「ページ数」「ルビ(読みがな)の有無」といった【読書レベル】についても詳しく記載しています。お子さんの今の読書習慣に合わせて、ぴったりの一冊を見つける参考にしてみてくださいね。

この記事で紹介する小説5選

若おかみは小学生 花の湯温泉ストーリー

あらすじ(ネタバレなし)

交通事故で両親を亡くした小学6年生のおっこは、祖母の旅館「春の屋」で若おかみの修行を始めることに。春の屋をめぐる人々とおっこの大人気シリーズ!

作者/出版社

令丈ヒロ子/講談社(青い鳥文庫)

シリーズ情報

作品名: 若おかみは小学生!花の湯温泉ストーリー
シリーズ状況: 全24巻(本編20巻、短編集4巻)完結。
補足: 本編のほかに、短編集や漫画も出版されている大人気シリーズです。

読書レベル

項目詳細
対象年齢の目安小学校中学年〜(※総ルビなので、本好きなら2年生後半からOK!)
総ページ数約220ページ
長編/短編長編
ルビの有無総ルビ(すべての漢字にルビ)

娘の感想

「主人公のおっこがいつも一生懸命働いていて本当に偉いです」
「ユーレイは怖いイメージだけど、ウリ坊たちみたいなユーレイなら羨ましいなと思います」

親のおススメポイント

とにかく前向きで一生懸命なおっこの奮闘に元気をもらえます。各エピソードの登場人物たちも個性的で楽しめます。またウリ坊などユーレイがうまくおっこをサポートしてくれて、やり取りもほほえましくシリアスにならずに明るく読み進められる作品です。アニメや映画から入るのも入りやすい、入り口の広い作品です。初めて長編にチャレンジしてみたいお子さんにもおススメです!

べんり屋、寺岡の夏

あらすじ(ネタバレなし)

広島県の尾道で、小学5年生の寺岡美舟のお母さんとおばあちゃんとで営む小さなべんり屋「寺岡」。5年生の美舟も、家族の一員として仕事を手伝う中で、様々な依頼人と出会います。「寺岡」をめぐる人々のエピソードが、四季を通じて温かく綴られます。

作者/出版社

中山聖子/文研出版(文研じゅにべーる)

シリーズ情報

作品名: べんり屋、寺岡の夏
シリーズ状況: 夏・秋・冬・春の全4巻(完結)

読書レベル

項目詳細
対象年齢の目安小学校中学年~
総ページ数約170ページ
長編/短編長編
ルビの有無パラルビ(難しい漢字のみ)

娘の感想

「いつも読むファンタジー小説と違って、日常の優しい話だなと思いました」
「自分の家が便利屋だったら、どんな依頼がくるのかなと想像してみました」

親のおススメポイント

尾道の情景も相まって、とても穏やかに時が流れていくような透明感のある作品です。一つ一つのエピソードも大事件ではなく、日常を生きる人々のちょっとした出来事や一面を描いています。主人公美舟もそういった人との関わりで、少しずつ価値観が広がっていきます。人は刺激的な経験だけではなく、小さな体験の積み重ねで少しずつ成長していくんだなと感じられる作品です

風花、推してまいる!

あらすじ(ネタバレなし)

学校では目立たないように過ごしていた小学6年生のナリ。そんなナリのクラスに転校してきた若宮紫寿(わかみやしのぶ)は、大衆演劇”劇団風花”の役者、むらさきだった!

作者/出版社

黒川裕子/岩崎書店

シリーズ情報

シリーズ状況: 全1巻

読書レベル

項目詳細
対象年齢の目安小学校高学年~
総ページ数約190ページ
長編/短編長編
ルビの有無パラルビ(難しい漢字のみ)

娘の感想

「大衆演劇というのは一度も観たことがないけど、観てみたくなりました」
「男の子のナリが、同級生の男の子を推すというのがなんだか新鮮でした!」

親のおススメポイント

この作品で働いているのは主人公ナリではなく、ナリが”推す”ことになる大衆演劇のむらさき(紫寿)です。『働く同級生』を外側から応援する視点が新鮮です!いつしか目立たないよう過ごしてきたナリと、赤ちゃんの頃から役者として各地を転々としてきた紫寿が心を通わせ友情を育んでいく過程が微笑ましいです。また、映像化されたものを観てみたいと思わせる、カラフルで躍動感のある作品です。

ぼくのシェフ

あらすじ(ネタバレなし)

一流料理人の息子である13歳のシャールが、貧民街で出会った天才的な才能を持つ少年アズレに料理を教え始める物語。奇病が広がる国を舞台に、二人の交流と別れ、再会が描かれます。

作者/出版社

長谷川まりる/くもん出版(くもんの児童文学)

シリーズ情報

シリーズ状況: 全1巻

読書レベル

項目詳細
対象年齢の目安小学校高学年~
総ページ数約240ページ
長編/短編長編
ルビの有無パラルビ(難しい漢字のみ)

娘の感想

「最初は好みに合わなそうと思ったけど、読んでみたらすごく面白くてあっという間でした!」
「自分はシャールの味方だけど、アズレの気持ちもわかるし苦しくなりました」

親のおススメポイント

恵まれた環境で育ったシャールと、過酷な貧民街で明日をも知れぬ日々を送るアズレ。正反対の地平に立つ二人の信念が交錯する場面は、言葉の一つひとつが鋭く胸に刺さります。
この物語は、読む者の年齢や立場によって全く異なる表情を見せると思います。独り立ちしたとき、守るべき家族ができたとき…自らの人生の歩みとともに読み返し、心の変化を味わいたくなるような一冊です。

かわらばん屋の娘

あらすじ(ネタバレなし)

江戸時代、父の稼業であるかわらばん屋(かわらばん…事件やうわさを題材とした新聞のようなもの)の手伝いをしていた13歳の吟(ぎん)。ある日、父の緑青が突然吟と弟の金太を置いて家を出て行ってしまう…。

作者/出版社

森川成美/くもん出版(くもんの児童文学)

シリーズ情報

シリーズ状況: 全1巻

読書レベル

項目詳細
対象年齢の目安小学校高学年~
総ページ数約240ページ
長編/短編長編
ルビの有無パラルビ(難しい漢字のみ)

娘の感想

「最初は難しいかなと思ったけど、意外と最後まで読めました」
「もし吟のようになったら、自分だったらどうするか想像もできないです…」

親のおススメポイント

娘の読んだ小説の中でも、親として個人的に一番好きな作品です。続きが気になって一気に読んでしまいました。読後の余韻もなかなか抜けなかったです。小学高学年でも、少し理解しにくいかもしれませんが、ぜひゆっくり時間をかけて読んでほしいです。13歳の吟が直面する現実の過酷さと、それを上回る吟の強さに胸を打たれます。今の時代では考えられないような苦労を乗り越えて働く姿に、親子で背筋が伸びる思いがしました。その後の吟と弟の金太がどう成長したのかぜひ続編を読みたくなります。

まとめ

どのお話の主人公も、最初から完璧に働けたわけではありません。時には失敗して落ち込み、人との関わりに悩みながら、一歩ずつ自分の居場所を見つけていく姿が印象的です。 これらの本は、お子さんにとって「将来どんな風に社会に関わりたいか」を考えるきっかけになるかもしれません。 また働くことに疲れた大人が読んでも、「もう一度頑張ってみようかな」と思わせてくれる素敵な作品ばかり。ぜひ親子で手に取ってみてくださいね。

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